メルカリでの古着転売に古物商許可証は必要か?解説
・メルカリで古着を売るのに古物商許可証が無いと違法!って聞いたことがあるんだけど実際どうなの?
・未成年だし学生だしで古物商許可証の取得が難しい…本当にとらないとダメ?
メルカリで古着を販売したいと考えた人がGoogleなどで検索すると…
古着転売!違法!
などと出てきて驚く事かと思います。
ですので今回の記事では【メルカリ古着転売は古物許可証が無いと違法になるのか?】について解説していきたいと思います。
✅本記事の信頼性
この記事を書いている執筆者は、古着転売歴3年以上です。継続した古着出品を行う事で独立し、現在は生活に必要な額である30~50万を古着転売で手にしつつ【ゆるーく生きる】を実践しています。
古物商許可証が必要な取引
■日本国内で仕入れた古着をメルカリで販売
■日本国内の輸入業者が輸入した古着をメルカリで販売
恐らく多くの人が真っ先に思い付くであろう仕入れ方法である【店舗仕入れ】【日本国内卸業者仕入れ】の2つの仕入れ方ですと、古物許可証を得ていない状態でのメルカリ古着転売は違法となります。
日本国内で仕入れた古着をメルカリで販売
リサイクルショップや日本国内卸業者で仕入れた中古品を再度販売する場合【古物商許可証】は必要となります。
特に卸業者などを利用して仕入れの安定化を図りたいと考えている方は必ず古物商を取得するようにしてください。
卸業者に興味がある方はこちらの記事をご確認下さい。
日本国内の輸入業者が輸入した古着をメルカリで販売
海外から大量にベールを輸入し、日本国内にベールごと販売している【ベール業者】【卸業者】から仕入れた古着を古物商未所持の状態でメルカリに出品する事も違法となります。
当サイトでも推奨しているベール古着転売ですが、国内のベール業者から仕入れる事も多々あります。
国内の業者からベール購入することを視野に入れている人は、必ず古物商取得をして下さい。
古物商許可証が不必要な取引
■海外で自身が買い付けた古着をメルカリで販売
■日本国内から海外の業者に発注して古着を輸入しメルカリで販売
■自身が所持する古着(不用品を)メルカリで販売
古物商が無いメルカリ古着転売は違法!やってはいけない!と思っている方が多くいらっしゃるかと思います。
ですが、実は古物許可証が無くても古着をメルカリで販売出来る方法があるんです。
海外で自身が買い付けた古着をメルカリで販売
自ら海外へ直接に足を運んで、現地で買い付けた中古品を持ち帰るなどして日本国内で販売するという場合古物商許可は未所持で大丈夫です。
というイメージで考えるとわかりやすいかと思います。
日本国内から海外の業者に発注して古着を輸入しメルカリで販売
中古品を買い取る際に相手が外国の業者となるため、原則古物商許可は不要と考えられています。もっとも、海外の業者から中古品を直接日本に仕入れる場合、管轄警察署によっては判断に迷われることが多々あります。
なるほど…法律的には大丈夫でも、管轄している警察署の判断によっては古物許可証未所持だと面倒なことになる可能性があるのか…
そうなります。ですので、 古物商を営業する予定の管轄警察署(または行政書士)に業態や取引の内容をしっかりと相談し、絶対に古物商許可は不要という判断がなされたとき以外は法律的には不要であるとしても取得しておくほうが面倒が生じにくいかもしれません。
法律的にはOKでも、面倒な事になる…かも?
自身が所持する古着(不用品を)メルカリで販売
自身が所持する古着をメルカリで販売する事は違法ではありません。
勿論、毎月数百着出品しているアカウントが、
これは僕の私物です!不用品です!利益目的の販売ではありません!
と言っても、さすがに信用して貰えないとは思います。数十着程度でしたら【不用品を手放しているだけ】という判断になります。
事業者かどうかの線引き基準をきちんと確認したい方はこちら👇
インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン
●すべてのカテゴリー・商品について
- 過去1カ月に200点以上又は一時点においてて 100 点以上の商品を新規出品している場合。
- 落札額の合計が過去1ヶ月に 100 万円以上である場合。ただし、高額商品であって1点で100 万円を超えるものについては、同時に出品している他の物品の種類や数等の出品態様等を併せて総合的に判断される。
- 落札額の合計が過去1年間に 1,000 万円以上である場合
引用:特定商取引法ガイド
●特定のカテゴリー・商品について
- 家電製品について、「同一の商品を5点以上出品している場合」
- 自動車・バイクの「同一の商品を3点以上出品している場合」
- CD・DVD・パソコンソフトの「同一商品を3点以上出品している場合」
- ブランド品の「同一商品を20点以上出品している場合」
- インクカートリッジの「同一商品を20点以上出品している場合」
- 健康食品に該当する「商品を一時点において20点以上出品している場合」
- チケット等に該当する「商品を一時点において20点以上出品している場合」
引用:特定商取引法ガイド
消費者丁が定めるインターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドラインから抜粋致しました。
上記ガイドラインを古着転売に当てはめて考えると、
■ひと月の出品数が100点未満
■ひと月の売り上げが100万円未満
■1年間の合計売上が1000万円未満
これらの条件を全て満たしている場合【事業者】としては定義されません。よって、古物商許可証未取得の状態でも、メルカリで古着を売る事が可能となります。
…ん?メルカリ古着転売初心者の人の殆どがこの条件満たしているよね?だったら古物商許可証必要ないの?
本当のことを言うとそうです。要りません。
古着転売を継続して行っていくと、【月の出品数100点未満】【月の売り上げ100万円】の2項目に抵触するようになってきます。そうなってきて始めて古物商許可証が必要という事になります。
なるほど。古着転売というノウハウが自分に合うかまだ分からないから、取り合えず古物商許可証とらないで始めてみようかな。
それも有りかと思います。
ただ、継続できそうな場合は早めの古物商許可証取得を僕は推奨しています。
まとめ:古着転売に古物商は必要か
今回のまとめです。
古物商許可証が無くても販売できるパターン
- 自分で海外に行って仕入れる→日本国内メルカリで販売
- 海外の業者から古着を輸入→日本国内メルカリで販売
- 自身が所持する古着(不用品を)メルカリで販売
古物商許可証が無いと違法のパターン
- 日本国内で自身で仕入れる→日本国内メルカリで販売
- 海外から輸入している日本国内業者から仕入れる→日本国内メルカリで販売
古物商許可証が無いと違法なパターン、なくても販売可能なパターンが明確化されました。
正直、古物商許可証取得はそんなに難しい事ではないので、
未成年で学生だから取りづらいよ!
取らないよ!ぜっっつったいに取らないよ!
などの方以外は、ちゃちゃっと取得する事をおすすめ致します。
当記事執筆にあたり参考にしたサイト
全くの古着転売初心者の方でも利益を得る事ができる情報。
そんな情報達をまとめました。古着転売を始めたばかりの自分に読んでもらうような気持ちで丁寧に作成したコンテンツです。これから古着転売を始める人に是非とも読んで頂きたい大切な情報です。